住まいの豆知識

住宅の気密化の必要性

2016.03.25

①健康で快適な室内環境を実現するために
気密性を高めると、隙間からの空気の出入りがなくなり、室内の上下温度差も家の中の温度むらも小さくなってきて、健康で快適な住環境を実現しやすくなります。

②計画的な換気をするために
気密性の低い建物は・・・知らないうちにあちこちの隙間から空気が出入ります。
しかも、この隙間からの換気量は、季節や風の強さなどによって相当かわります。
正確に換気量を測定することもできず、コントロールもでず、成り行きにならざるを得ません。
気密化をするということは、換気を計画的(必要換気量の確 保、換気経路の明確化、給気速度の制御、給気、温度の制御など)に行うために是非とも必要です。

③壁内結露防止のために
建物に隙間があり、空気の自由な出入りがあるとき、同時に建物内の空気中の湿度も隙間などから外に排出されます。
このとき、冬には冷えた外壁内、床下、小屋裏などで結露が生じ、断熱材を濡らし、木材を濡らして腐食させることになりかねません。
内部結露を防止するためには断熱材の厚さのムラをなくし、隙間からの空気の漏れをなくさなければなりません。

④熱損失を少なくするために
建物の気密性が低いと・・・隙間からの換気量が多くなり、逃げる熱量も多くなります。

断熱のこれから