住まいの豆知識

ライフサイクルコスト

2016.03.25

ライフサイクルコストとは、製品や構造物などの費用を製造~使用~廃棄の段階をトータルで考えた費用、訳して「生涯費用」ともいうものです。
 住宅におけるライフサイクルコストでは、建物の企画・設計に始まり、竣工、運用を経て、寿命がきて解体処分するまでを住宅の生涯と定義して、その全期間に要する費用を意味します。
 ライフサイクルコストは、初期建設費であるイニシャルコストと、エネルギー費、保全費、改修・更新費などのランニングコストにより構成されます。その中で、建築費は全コストの4分の1程度に過ぎず、残りの4分の3近くはランニングコストだとも言われています。建設の初期投資を抑えただけでは、その後に発生する改修・維持・管理にかかるメンテナンス費用が逆に増えることもあり、ライフサイクルコストが逆に増加することにもなりかねません。そのため、ライフサイクルコストの低減を図るには、企画・計画段階から、全費用をトータルに検討することが必要といわれています。

※ただし、住宅のように長期間使用するものの場合、燃料費の高騰など初期建設時には想定外の費用がかかることがあり、計算に誤差が生じる可能性が高くなります。